好きこそもののオタクなれ

アイドルで世界を一つに‼️

Travis Japanが追求するもの

 

 

何だか急に考えたことなので薄い内容ですが、ツイートするには長すぎたのでこちらに。

 

 

2年ほど前、ジャニーズJr.の醍醐味を「先輩の曲を継承しアップデートすることが出来ること」だと如恵留さんが言っていた。その時は「ジャニーズJr.だから出来ること」の意味合いが強かったように感じた。

 

同じ頃、モーニング娘。石田亜佑美ちゃんが「(新しいファンだけじゃなくて)20年ハロプロを応援し続けてくれている人を置いていく訳にはいかない。だから、先輩達の曲を歌い続けて世界観を継承していく」と言っていた。

 

当時、タイミングも相まって、私はこの二つは同じことを言っていると思った。でも最近考えるのだ。この二つは似ているようで似ていない。

 

ハロプロの世界観を守ること。煩悩、ジェラシー、愛、恋、友情、青春。おかしさの中に切なさがあって、強さの中に弱さがある。普段はほとんど気付けなくて、誰にでもある心の隙間をハロー!プロジェクトの楽曲が押し広げて、人生を豊かにしてくれる。そんな世界観を、彼女たちは歌って、踊って、守り続けている。そう考えると、どこかディズニーランドに近いような気がした。

 

 

King & Princeがデビューして、ジャニーズJr.のYouTubeチャンネルができて、タッキーが表舞台を引退し、Snow Manが9人体制になって、2018年からのジャニーズJr.は凄い勢いであらゆることが変わっていったし強くなっていった。

 

SixTONESがデビュー前にも関わらずホールツアーやオリジナル楽曲のMVを制作したり、他のグループも横浜アリーナで単独ライブを行ったり、もはや「CDデビュー」について言及されることも減り、それよりも「ジャニーズJr.の底上げ」「ジャニーズJr.黄金期を再び」「事務所への恩返し」についてのインタビュー記事を本当によく見た。ジャニーさんが亡くなったことも大きかったと思う。

 

2019年に「滝沢歌舞伎」が「滝沢歌舞伎ZERO」に変わった時、なにが変わったのかをかなり注視して見ていた。具体的に演目が変わったとかはどうでも良くて、滝沢座長がいなくなり、デビュー前のSnow Manが座長を引き継いだことでなにが変わったのか、自分がどう感じるかに気を配った。

 

その中で「究極の和のエンターテイメントを追求してきたのが滝沢歌舞伎」という言葉が印象に残った。よく聞く言い回しのように思えて、妙に新しさを感じた。

 

「究極を追求する」ってどういうことかと考えた時に、まず「究極とはなんぞや」ということになる。習得した技術に更なる磨きをかけること?新たな技を習得すること?それも一つではあると思うが、滝沢歌舞伎ZEROを通じて私は「継承」なんだと理解した。

 

継承してアップデートすることを繰り返すことで、新たなアイディアが生まれ、スキルアップに繋がるということではないか。そして、Travis Japanが今やろうとしていることは「究極の追求」なのではないだろうか。

 

 

アイドルとは全く関係ない分野の本を読んでいたときに「フリーランスは個人でどれだけ試行錯誤して結果を残しても、せっかく蓄積されたものが誰かに引き継がれていくことがない」「一方で、企業にはそのノウハウを蓄積して後輩へ、後任者へ引き継いでいく流れがある」という話を目にした。

 

ジャニーズは「ジャニーズ事務所」という企業ではあるけれど、それぞれのグループ、個人はある意味でフリーランスに近いと思う。そんな中、ジャニーズ50年の歴史で、ジャニーズがジャニーズとしてジャニーズでいられたのは「ジャニーさん」という存在がいたからなのかもしれない。そのジャニーさんはもういない。

 

しかし、いま、ジャニーズには「Travis Japan」がいる。

 

「ジャニーズにTravis Japanがいる」のではなくて「Travis Japanがいるのがジャニーズ」と世界中に知らしめちゃってもいいですかー???????